VCでBulletのプロジェクトを作成する(1)プロジェクトの準備

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Creating a project from scratch

準備

下記のインストールに厳密に沿いたい方は、
以下のディレクトリを新規作成しておいてください。
c:\develop
c:\develop\tutorial\BulletBuild
もちろん、自分の環境に合わせて、
適宜読み替えていただくことも可能です。

Bulletのダウンロードとインストール

ソースコードを以下からダウンロードする。

bullet-○.○○-rev○○○○.zipというファイルです。
bullet-○.○○-win32_exe.zipではありません。

解凍する。

ここでは c:\develop に解凍します。
つまりBulletのルートディレクトリは、c:\develop\bullet-2.81 となります。
ディレクトリが異なる場合は、適宜読み替えてください

CMakeのダウンロードとインストール

ゼロから新しいプロジェクトを作成するには、CMakeを利用することをおすすめします。
Cmakeは以下からダウンロードできます。

CMake-guiの実行

解凍して、CMake-guiを立ち上げます。

  1. "where is the source code" に解凍したBulletのルートディレクトリを指定します。
    (ここでは c:\develop\bullet-2.81 )
  2. "where is build the binaries" に、バイナリファイルの展開先を指定します。
    (ご自身のプロジェクトフォルダで結構です。
       ここでは c:\develop\tutorial/BulletBuild としています)
  3. "Configure"を押します。


"Specify the generator for this project"で、

  • VC++2010Expressなら"Visual Studio 10"を
  • VC++2008なら、"Visual Studio 9 2008"を
選択してください。
64bit向けのBulletをビルドしたい場合は、-Win64を選択してください。

"Use default native compilers"を選択して、finishを選択。



赤く表示されるのは、問題ありません。(存在しないということで、これから作るのですから)
もう一度、"Configure"を押します。


  1. LIBRARY_OUTPUT_PATH が、プロジェクトフォルダ(c:\develop\tutorial\BulletBuild)にあることを確認します。
  2. RUNTIME_LIBRARY_DLL にチェックを入れます。
  3. "Generate"を押します。
"Generate Done"と出れば、完了です。

長くなりそうなので、ここで一旦締めます。
次回へ続きます。