オブジェクト指向の初心者が、最初に見ておくべき、6つの大切なことまとめ

まとめの概要

■オブジェクト指向は万能でなく、思想だということ
■オブジェクト指向は文法であること
■オブジェクトの粒度は自分で決めなければいけない、ということ
■オブジェクト指向の勉強は程々にして、デザインパターンの勉強に着手すること
■オブジェクト指向及び、デザインパターンは
 プログラマのレベルを示すものではない、ということ
■デザインパターンに重要度は存在しないということ

オブジェクト指向は万能でなく、思想だということ

一時期、”オブジェクト指向は重要”という言葉が日本を駆け巡りました。
現在は少しおちついたように思います。

”オブジェクトの次はエージェントだ”とも言われていますが、
エージェント指向の適用事例はまだ評価されていません。

初めての方に注意していただきたいのは、
オブジェクト指向は万能ではないということです。

先ほど”重要であると言われた”と言いましたが、
本当に定着したでしょうか?

プログラミングを初めて学習するとき、
オブジェクト指向から開始することはありますか?
ないですよね。

ですから、”直感的には手続き指向の方がわかりやすい。
という事実も認めなければいけません。

手続き指向がフローであるのに対し、
オブジェクト指向はパラレルです。

どちらが優れているか、といった議論は不毛なのです。
そもそも構成が違うのですから。

ではなぜオブジェクト指向は重要視されるのでしょうか?


それは時代の流れがそうなっているから。すなわち、
ソースコードの構成を皆で把握するためには、
前提となる文法が必要だからです。

次回に続きます。



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