プログラミング言語は、
その名の通り、言語である。
言語は伝達手段である。
手段がいかなるものであれ、
最終的に伝達されればよい。
したがって、(プログラミング言語に限ったことではないが)
本来、言語の優劣など無いのである。
世界中であらゆる言語が使用されているように、
コンピュータ言語にも、
「目的に応じた」言語の種類がある。
ポイントはこの点だけである。
しばしば、
プログラミング言語について、
その可視性(読みやすさ)が議論に上がるが、
可視性の違いは言語パターンの違いには、ほとんど影響しない。
なぜならば、可視性は文法にあるのではなく、
プログラマの文章の構成力に依存するからである。
さて、上記で、「目的に応じた」言語の種類があると述べたが、
ここからは、筆者が利用した言語について紹介していく。
あらかじめ述べておくが、これより先の文章は、
独断と偏見に満ちあふれていることにご留意されたい。
筆者は、初めて触れた言語がC言語であるため、
知識ベースがCとなっており、必然的にC系に偏ることとなる。
ちなみに、
筆者はスクリプト言語が嫌いである。
したがって、スクリプト言語の解説はしない。
利用目的が1台のローカルPCに限られており、とりあえず何か動くものを作りたい場合
選択肢:
- Visual Basic
- HSP
Visual Basic
利点:
- 大文字小文字の区別がないため、打ち込むコードを間違えにくい
- 変数に日本語を使えるため、直感的なプログラミングが可能
- GUIを用いて、ウィンドウが作れる
欠点:
- 他の言語に 得られた知識を、展開しにくい(改めて他の言語を習得する必要がある)
- 利用するPCに.net等のランタイムが必要である
- 実行速度
- プログラマから見ると、バカにされやすい
Visual Basicは、おそらく習得時間が最も短く済んだ言語である。
我々は日本人であるから、変数や関数等に日本語が扱えると、
ソースの可読性が飛躍的にアップする。
また.netはVBだけでなく、C#等も利用可能であるので、
ランタイムの知識を他の言語に展開できる。
(その場合、新たな文法は取得しなければならないが・・・)
HSP
利点:
- DirectXの利用が容易
欠点:
- オリジナリティ溢れるため、知識を他の言語に展開しにくい
先に述べたように、
筆者はCベースの知識を軽く持っていたために、
逆にソースが読みづらかった。
(こういったことも往々にしてあるのである。)
環境は限定されるが、それなりのものを作りたい場合
選択肢:
- C#
- Ruby
C#
利点:
- C言語の知識がそのまま利用可能
- インターフェイスはGUIベースでも開発可能
- 参考文献が充実
欠点:
- .netのインストールが必須
- .net3.0を境に、ソースの読み方が全く異なる。(LinQが導入されたため)
続く・・・かも(C++とか、Javaとか話してないし)