わかったのは、情報を論ずる文献の多くが、
”情報が何であるか”を説明せずに、解説を始めることだ。
このような文献から、情報を教わることなど必要ない、と感じる。
立脚点を明らかにしないまま議論を出発するのは、
感想文ですらない。
執筆者は何を考えているのだろうか?
しかしながら、下記文献は、情報の定義について、詳細に論じていた。
筆者は、情報の定義を
生命が知覚した現象に対して作り出す意味
としている。
ところが、この定義には反論を感じざるをえない。
それは、生命について定義されていないからだ。
たしかに本文中には、
「生命とは何か」の引用によって(筆者不明(メモして来なかった))
生物とは負のエントロピ(情報)を食べて生きている。
とある。
これで、生命を定義しているのであれば、
鶏が先か、卵が先かの議論である。
従って、この定義は共感しない。
しかしながら、本文中の
情報とは意味を付与したデータである
という文には大変共感できる。
さらなる深掘りが必要だ。