[B]書評”MiND 心の哲学”35点/100満点:そこまでしても知りたい”心”ってなんなのだろう?


心の哲学が、形而上学に近いジレンマを抱えていることはよくわかる。

しかし、誰それの哲学を批判して批判して批判しまくってまで、そこまでして
心というものを知りたいのだろうか?

私は独我論者ゆえに、普遍的な心というものに興味が無い
どれだけ難解な論理展開をしようとも、
ニーチェの”あるのは解釈のみである”ことを超えることは出来ない。

また本書はわかりやすく書かれたものであろうが、
おそらく翻訳の都合により、日本語では難解な部分が多々ある。
哲学書は、さらりと読めて理解したいものだ。

そういった意味で、
哲学か心理学の専門家以外は本書をおすすめしない。