[B]"秋入学を考える" -私は秋入学に関しては、反対です-

ソース
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/114358.html

筆者は、秋入学に対して、否定的な意見を持っている。
理由は以下のとおりである。

第一に、
夏卒業の学生に対して、企業側が秋採用するメリットがない

企業側も、4月の年度初めを採用している。
企業側が採用するにあたっては、年度初めに、職務に従じる人工を算出する。
ところが9月入社であると、人工が半端数になる。

このように、企業が秋採用するメリットが存在しない。


9~3月を研修期間として設けることができるが、
研修期間が必須かどうかは、職種に準ずるところが多い。
したがって、秋採用にメリットがあるとは断言できず、
むしろデメリットの方が目立つので、企業側は秋採用は積極的に行わないと考えられる。

第二に、上記第一の結果を踏まえて、春入社となった場合、
全ての新入社員について、半年間の空白による社会的損失が発生する

たしかに、自分を見つめなおす時間や、旅に出るなどは、
個人の価値を飛躍的に高める。

しかし、経済成長を考えた場合、この空白は損失に当たるであろう。
従来であれば、経済成長を支えるであろう期間が空白となるのである。

したがって、一部の留学生等の空白期間を考慮するよりも、卒業生全体の空白期間をなくすよう配慮すべきである。

第三に
これは筆者個人の意見であるが、
年度初めが9月にシフトした場合、春の情緒が失われるように思う。
入学式といえばサクラである。そこに感じる情緒がなくなるのは、
日本人として悲しいことではないか?サクラの価値も激減である。

グローバルを意識することは悪いことではないが、
全てアメリカに合わせる必要はない
と筆者は感じる。

以上の点から、
秋入学について、筆者は否定的な意見を持っている。