ワイルズ氏がフェルマーの最終定理を解いたことは有名なお話です。
ところが、
一度証明したものが実は間違っていた、
この事実は省かれるか、簡略される、または後日談となるドキュメンタリーがほとんどです。
しかしこの話で最も面白いのは、
ワイルズは、証明に欠陥があることを指摘されたあと、
突然、雷に打たれたかのように、
解法が浮かび上がる、
この部分だと思います。
この部分こそ、面白いのであり、話が劇的なのであり、ワイルズが報われる瞬間だと思います。
ほとんどのドキュメンタリーが、それをなくしてしまっているのは、大変残念です。
以下の本は、わりと詳細に描かれています。